コミュニティを有料化する方法:料金の決め方と手数料
コミュニティの有料化は、会話が続いている無料のグループから始めるのが基本です。有料化の6つのモデルと料金の決め方、手数料の仕組み、始めるタイミングを紹介します。
コミュニティの有料化は、たいてい、会話がすでに続いている無料のグループから始まります。有料にするのはひとつの選択肢で、出発点ではありません。料金が意味を持つのは、メンバーが人と会話へのアクセスに価値を感じ、もっと深い場を求めたときです。始めるなら月額か1回払いでアクセスを有料にするのがいちばんシンプルで、スポンサーやイベントはあとから加えられます。
このガイドでは、有料化の6つのモデルと、料金の決め方を紹介します。支払いを受け取るのに実際にかかる費用と、ツールの選び方も取り上げます。創業者どうしの集まりからスポーツクラブまで、グループを運営するすべての人に向けたガイドです。
コミュニティの有料化とは何ですか?
コミュニティの有料化とは、メンバーが人と会話へのアクセスに対して支払う形にすることです。払う対象はファイルの山ではなく、その場そのものです。仲間から返ってくる答えや、同じ段階にいる人たち、話し合いを実りあるものにするルールに価値があります。
この違いが、このあとのすべてを左右します。コンテンツ商品はひとりで更新し続けなければならず、新しい素材が届かなくなれば、メンバーは離れていきます。一方でコミュニティは、メンバーが参加するほど価値が増します。よい答えはチャンネルに残り、次の人の役に立つからです。
ですから、問うべきは「メンバーに何を売れるか」ではありません。「なくなったら、メンバーはどんなアクセスを惜しむか」です。その答えは、信頼できる人たちとの少人数の場かもしれませんし、より早く返ってくる答えや、実際に会う理由かもしれません。
グループがまだ、話し合うコミュニティではなく、聞くだけのオーディエンスなら、まずはそこからです。その段階は、フォロワーとコミュニティの違いを解説したガイドで取り上げています。
無料のコミュニティは、いつ有料化すればいいですか?
会話の習慣がまだないうちに有料化すると、料金が出てきたとたんに、グループが静かになりかねません。有料化の前に確かめておきたいのは、次のようなサインです。
- メンバーが、オーナーの返事を待たずに互いの質問に答えている。
- リマインダーがなくても、毎週自分から戻ってくる人がいる。
- もっと深い場や、しっかりした仕組み、少人数のグループを求める声がある。
- グループの運営に、毎週まとまった時間がかかっている。
このうち2つか3つが当てはまれば、メンバーはすでに、グループを時間をかける価値のある場所だと考えています。料金を唐突ではなく、妥当だと感じてもらえるのはこのタイミングです。
有料の部分を加えても、無料のスペースは残しておきます。メンバーは無料で参加してグループの様子を知り、もっと欲しくなったら支払えます。まずは特に活発なメンバーに伝え、どんなアクセスになら払うかを聞いてみるのがよいでしょう。その答えが、グループに合うモデルを教えてくれます。
有料化には、どんなモデルがありますか?
正解のモデルはひとつではありません。ここで紹介する6つのモデルは、組み合わせて使うこともできます。
1. 月額のメンバーシップ
メンバーは毎月、グループ全体か、その一部へのアクセスに対して支払います。支払いが自動で繰り返されるので、いちばん見通しを立てやすいモデルです。その代わり、メンバーは毎月、何かがあることを期待します。有料チャンネルが静かなままだと、それがサブスクリプションをやめる理由になります。
2. アクセスへの1回払い
メンバーは1回だけ支払い、更新するものはありません。シーズンやプロジェクト、数回のミートアップのように、終わりが決まっているグループに向いています。説明しやすく、買う側にとっても決めやすい方法です。ただし支払いは繰り返されないので、もう一度支払ってもらうには、グループの側に新しい理由が必要です。
3. 無料のグループと有料のチャンネル
誰でも無料で参加でき、一部のチャンネルだけが支払ったメンバーに開きます。無料の部分が会話を絶やさず、新しく来た人にグループの雰囲気を伝えます。有料の部分には、少人数の場や、より直接的な答え、いち早い情報など、特に熱心なメンバーが求めるものを置きます。それまであったものを誰も失わないので、始めやすいモデルです。
4. 団体やサークルの会費
会費のある団体やサークルでは、メンバーが会費をグループの中で支払う形にもできます。銀行振込で集めていると、表計算シートでの管理や、払い忘れた人への催促がつきものです。オンラインなら、会費は料金のはっきりしたプランになり、支払った人が会員向けのチャンネルに入れます。Groupandaでの使い方は、団体の連絡ツールのページで紹介しています。
5. スポンサーとパートナー
メンバーに向けたサービスを持つ企業が、メンバーに知ってもらうために費用を払うこともあります。うまくいくのは、スポンサーがメンバーに関係があり、スポンサーだとはっきり示されているときです。載せる場所も、お知らせチャンネルのスポンサー投稿のように、ひとつに絞ります。メンバーが「このグループは売り物になった」と感じた瞬間に、うまくいかなくなります。
6. イベント、チケット、グッズ
ミートアップやワークショップ、グループ旅行、グループ名の入ったTシャツやマグカップにも、それぞれ料金をつけられます。ただし、メンバーが払う主な理由としてではなく、アクセスに添える追加として扱うほうがうまくいきます。
オンラインのレッスンや、一対一の個別セッションを販売するコミュニティもあります。売っているのはコンテンツや自分の時間で、グループへのアクセスではないため、別のビジネスになります。このガイドでは、アクセスに絞って話を進めます。
コミュニティ料金は、いくらにすればいいですか?
料金をつける対象は、素材の量ではなくアクセスです。メンバーは、チャンネルにあるメッセージの数にお金を払うわけではありません。そこにいる人と、よい答えがどれだけ早く返ってくるかに払うのです。
料金を決めるときは、次のような考え方が目安になります。
- メンバーがすでに払っているものと比べる。 クラブの年会費、地元のミートアップの参加費、ツールの月額料金などを見れば、人がすでに受け入れている価格の幅がわかります。
- まずひとつの料金で始め、あとで調整する。 選択肢を増やす前に、誰が参加し、誰が迷っているかを見ます。
- 選択肢は、はしごではなく横並びで。 メインの有料チャンネルを求める人と、もっと少人数の場を求める人がいるなら、「ベーシック」と「プレミアム」ではなく、2つのプランを用意します。
- 値上げはまれに、はっきりと。 何がいつ変わるのかを前もって伝えれば、値上げは不意打ちよりずっと受け入れられやすくなります。
Groupandaでは、1つのグループに最大5つのプランを横並びで置けます。各プランは、オーナーが割り当てたチャンネルを開きます。グループで使う通貨はひとつで、最初のプランを作るときに選びます。
メンバーの支払いには、どんな手数料がかかりますか?
お金を受け取る方法には、どれも費用がかかります。プラットフォームを選ぶ前に、3つの点を確かめておくと安心です。まず、手数料を払うのはメンバーなのか、オーナーなのか。次に、メンバーに見える料金に、何かが上乗せされるのか。そして、誰も支払っていない月にも、月額の費用がかかるのか。
Groupandaなら、答えはシンプルです。メンバーは、グループのオーナーが設定した料金をそのまま支払います。その支払いから、Groupandaがプラットフォーム手数料として6%を受け取ります。Stripeの決済手数料は、グループのオーナーへの入金から差し引かれます。メンバーが払う金額に上乗せされるものはありません。Stripe Connectが入金に対応するのは米国、英国、欧州連合、ノルウェー、リヒテンシュタイン、カナダ、スイスです。日本は含まれません。
Groupandaの料金はこの6%だけで、月額料金も、メンバー1人あたりの課金もありません。たとえば月額20 USDのプランなら、メンバーが支払うのはちょうど20 USDで、そのうち1.20 USDをGroupandaが受け取ります。残りからStripeの決済手数料が差し引かれ、その後でグループのオーナーに入金されます。Stripeの決済手数料はカードの種類と通貨で変わるため、ここではひとつの数字を載せていません。手数料の詳しい内訳は、料金ページにまとめてあります。
ほかのプラットフォームでは、同じ質問への答えが変わります。たとえばDiscordは、メンバーシップの支払いごとに10%を受け取ります。デスクトップとブラウザでの購入では、同じ支払いから決済処理手数料6%も差し引かれます。また、Discordの有料サーバーには米国の銀行口座が必要です。Groupanda vs Discordでは、両者を出典と日付つきで比べています。
有料化に使うツールは、どう選べばいいですか?
選択肢は大きく3つあり、それぞれ向いているグループが違います。
- 有料アクセスのあるチャットサーバー。 すでにDiscordで活動しているグループには、自然な選択肢です。サーバーのオーナーがプラットフォームの入金条件を満たしていれば使えます。Discordの場合、その条件には米国の銀行口座が含まれます。
- 投稿を中心にしたメンバーシップ型のプラットフォーム。 メンバーが主に、オーナーの公開する素材を目当てに来るなら向いています。メンバーどうしのつながりを目当てに来るなら、あまり向きません。
- グループに支払いが組み込まれたワークスペース。 メンバーが会話そのものに支払うグループのためのものです。
Groupandaは3つ目のタイプです。グループの作成と利用は無料で、期限もクレジットカードの登録もありません。オーナーがプランを作ると、メンバーはグループへのアクセスに対して支払います。プランは最大5つまで横並びで置けて、各プランがそれぞれのチャンネルを開きます。全メンバーに公開しているチャンネルは、無料のままです。プランは、月額サブスクリプションか、更新日のない1回払いです。プランの購入はブラウザで行い、モバイルアプリからはブラウザに案内されます。アクセスは支払いと同時に開き、月額サブスクリプションなら、支払い済みの期間が終わると終了します。グループの月額・1回払いのプランについては、アクセスや手数料も含めて、別のページで詳しく説明しています。

スクリーンショットは、グループ設定にある料金設定のカードです。アプリは英語表示で、カードの見出しはPricingになっています。無料参加(Free joining)はオンで、月額プランが2つ並んでいます。15 USDのMembersと、40 USDのInner circleです。右上の2/5は、1つのグループで作れる5つのプランのうち、2つを使っていることを示します。
オーナーはGroupandaで、プランごとのメンバー数と残高を確認でき、すべての履歴はStripeのダッシュボードで見られます。グループは数分で作成でき、支払いの受け付けは、StripeがオーナーのStripeアカウントを確認したあとに始まります。Stripe Connectが入金に対応するのは米国、英国、欧州連合、ノルウェー、リヒテンシュタイン、カナダ、スイスです。日本は含まれません。
有料化のあと、メンバーに続けてもらうにはどうすればいいですか?
人は、活気のあるグループには払い続けます。グループの活気を保つのに役立つ習慣を、いくつか紹介します。
- 基本をピン留めする。 ルールと各チャンネルの目的を書いたメッセージをピン留めしておけば、新しいメンバーが迷いません。
- 引用して返信する。 返信に元のメッセージを引用しておけば、質問と答えがひとつながりのまま残ります。
- 新しいメンバーを一人ずつ迎える。 その人が残るかどうかは、最初の数日の体験に左右されます。新規メンバーのオンボーディングのガイドで、シンプルな手順を紹介しています。
- 支払いが止まったらどうなるかを、はっきり伝える。 アクセスは、支払い済みの期間が終わると終了します。最初にそう伝えておけば、だまされたと感じる人はいません。
よくある質問
Discordでもコミュニティを有料化できますか?
できますが、Discordの有料サーバーには米国の銀行口座が必要です。Discordはメンバーシップの支払いごとに10%を受け取ります。デスクトップとブラウザでの購入では、同じ支払いから決済処理手数料6%も差し引かれます。条件の詳細は、出典とともにGroupanda vs Discordで説明しています。
コミュニティの料金は、何を基準に決めればいいですか?
出発点は、似たアクセスにメンバーがすでに払っている金額です。クラブの会費やミートアップの参加費などがそれにあたります。まずはひとつの料金で始め、誰が参加するかを見て調整します。プランは、段階を重ねるはしごではなく、横並びで用意するほうがうまくいきます。
無料のグループに、有料の部分を作れますか?
はい、参加は無料のまま、一部のチャンネルだけをオーナーが選んだプランに限定できます。Groupandaでは、プランのあるグループに、無料のチャンネルが必ず1つ以上残ります。
メンバーが支払いをやめると、どうなりますか?
アクセスは支払いと同時に開き、支払い済みの期間が終わると終了します。1回払いには、更新日がありません。
有料化するのに、Webサイトは必要ですか?
いいえ、メンバーはグループの招待リンクから参加し、ブラウザでプランを購入します。招待リンクは、app.groupanda.com/your-group のような形です。
まとめ
有料のコミュニティは、すでにうまく回っている会話から始まります。料金をつけるのは、メンバーがすでに価値を感じているアクセスです。メンバーがもっと求めるようになってから始め、無料のスペースは残します。モデルはひとつに絞り、素材の量ではなくアクセスに値段をつけます。プラットフォームを選ぶ前に、支払いから何が差し引かれるかを知っておくことも大切です。まずはグループを無料で作成して、会話から始めてください。プランは、入金先がStripe Connectの対象地域であれば、あとから追加できます。